2011年7月17日しあわせ結婚セミナー

良い子を産むためには

「良い子を産むためには」どうしたらよいかということですが、今日は副題があります。

癌全般、特に「子宮頸がんにならないためには」です。

先ほどご覧になった映像は、子宮頸がん予防ワクチンと、そのワクチンに警鐘を鳴らす、中山尚夫先生の講演の一部です。

 私もHPVワクチンについてそれほど知識がありませんでしたが、講演を拝見させていただいて、びっくりしたとともに、私たちが推進している、真の家庭運動に相通じるものがあったので、一部を紹介させて頂きました。

 これが先生の講演内容をまとめたものです。子宮頸がんの引き金になるのが、HPV(ヒトパピローマウイルス)感染です。しかし、性交渉で感染しても90%は自然治癒するとのことですが、10代から不特定多数の人と関係していると、継続感染していき、さらにそこに癌を促進するような食生活を続けたり、ストレスなどいくつかの要因が重なっていけば、子宮頸がんになってしまうとのことでした。

 そこで政府は予防のためにHPV予防ワクチンを無償で接種できるようにしているわけですが、それには恐ろしいリスクが伴うことを十分に伝えきれていないのが現状です。

①   無料接種は11歳から14歳の女児、予防効果は最長でも6.4年。後は有料。

②   アジュバンド(人工免疫賦活物質)が使われているので、正常な免疫機能に障害を与える。

③   強力な不妊効果をもっているので、子供を授かりにくくなる。

④   ワクチンを接種したという安心感から、さらにほかの細菌に感染する場合がある。

⑤   子宮頸がんの原因となる15種類のウイルスのうちのたった2種類を予防しているのみ。安心できない。

中山先生はワクチンに頼るのではなく、正しい性行動(結婚前は純潔を、結婚後は貞操を守る)と正しい食生活(マゴワヤサシイ)に変えることで100%予防できるとおっしゃっています。

さて本題に入ります

ここでちょっと古い話ですがジョナサン・エドワードという18世紀の牧師・神学者を紹介します。ジョナサンと妻セアラとの間に生まれた子孫1394人を調査した結果、がこの表です。なんと586人もの有能な人材を世に輩出して、国家に貢献しました。

反面1歳年上のマックス・デュークという飲んだくれ犯罪者夫婦は全うな人生を生きた人がたったの20名しかいなかったというのです。なぜこんなにも違うのか皆さんは原因がわかりますか?

血統・血筋があまりにも違います。それから生れ出てから成長するまでの環境が天地の差があります。両方の父親が牧師をしている名門の家系。方やなまけ者・酒飲みの家系。

種も違うし、育つ環境がとても重要です。

ここで血統について少し話しましょう

皆さんはサラブレッドという言葉を知っていますね。競走馬の中で一番早い種類の馬をサラブレッドと言います。ほかに混じりけのない純粋な血統書付の競走馬です。

人間界ではサラブレッドというと良い家柄とか、育ちが良いと言います。経済界のプリンス、サラブレッドなどと言います。

サラブレッドの雄と雌が交配すれば必ずサラブレッドの血統をもった仔馬が誕生します。しかし一度でも母馬が他種と交わったらその次からは生まれてくる仔馬はサラブレッドの血統書はつけることはできません。犬も猫もみな同じです。母親が一度でも他種と交われば、そのあとに血統書の雄との間に子が生まれてもその子は血統書が与えられません。動物界ではこれが常識です。

では人間はどうでしょうか?黒人と黒人との間には黒人が生まれます。母親が白人と一度でも性交渉をしたら、黒人夫婦からはどんな子供が生まれてくるでしょうか?

この二組のカップルは先祖には全く白人はいません。しかし、白い肌と金髪の子供を授かりました。二組とも人工授精とか、妊娠治療をしていたわけでもありません。

お医者さんは妻が浮気をしたのではと考えもしましたが、二組とも、結婚後は絶対に浮気はないと言っています。だから、お医者さんは突然変異としか言いようがありません。

皆さんはどう思われますか?動物界では母親が一度でも他種と交わればその後混血が生まれてくる可能性が現れるので、血統書を付けられません。万物の霊長である人間にはこれが当てはまらないということはできますか。?

先夫をなくした妻が数年後に再婚して、先夫に似た子供を出産したとか、夫婦になると食べる好みまで似てくると言います。

人間の場合これ以上研究がなされていないのは、プライバシーの問題や、生命倫理の問題があるからです。

最後に人間の矛盾性について話します

人間は善の欲望を指向する本心の指向性と悪の欲望を達成しようとする邪心の指向性という相反する二つの指向性を持っています。これが人間の矛盾性であり、キリスト教では堕落と呼んでいます。このような人間を堕落人間と言います。堕落人間なのでどんなに努力してもこの地球上には幸福な家庭も恒久的な平和世界を見ることができませんでした。

宇宙森羅万象どこを探しても、矛盾した存在では生きることも生成することさえもできません。もともと人間が矛盾した存在だとすれば、悪の欲望を達成したときにだけなぜ「良心の呵責」を感じるのでしょうか?反対に善の欲望を達成したときに「邪心の呵責」を感じてもいいはずです。なぜ悪をしたときのみ心が痛むのでしょうか?

答えは一つです。もともと本心のみの存在だったからです。堕落して邪心をもつようになりました。文鮮明先生が解かれた原理講論には霊的淫行と肉的淫行によって人間は堕落した、すなわち淫行によって血統が変わってしまった。相反する二つの方向を指向する存在になったと説かれています。性交渉によって血統が変わってしまった

家庭が崩壊するのも不倫からです。政治家が失職するのも女性関係です。子宮頸がんも性交渉が引き金です。決局、いろんな問題の根っこには性の過ちがあります。

 私たちは結婚をして、良い子を授かりたいと願っていますが、具体的にどのようにしたらよいのか誰も教えてくれる人はいませんでした。

しかし、現代に至って、初めて答えを知りました。それは、「結婚前は純潔を結婚後は貞操を守る」夫婦が良い子を得るということです。二代三代と純潔を守る家庭ができればそこからは良き素質をもった、素晴らしい血統が出てくることでしょう。

これから結婚して良い子供を願うとするならば、結婚に至るまでにどのように準備したらよいのか、結婚してからはどのような夫婦になればよいのかを知る必要があります。これからも更に詳しく学んでいただけるように願いまして私の話を終わります。ありがとうございました。